富山県高岡市の文苑堂書店 福田本店が、自律走行ロボット「temi」を活用した書籍検索案内システムを全国の書店で初めて導入しました。約20万冊を揃える大型書店で、来店客が探している本の書棚まで temi が自動で案内します。富山テレビ(BBT)が2024年7月に放映した特集の内容を中心にまとめています。
導入の概要
| 導入店舗 | 文苑堂書店 福田本店(富山県高岡市) |
| 蔵書数 | 約20万冊 |
| 導入時期 | 2024年7月 |
| 使用ロボット | 自律走行AIアシスタントロボット「temi」 |
| 開発 | 文苑堂書店(吉岡幸治社長) |
| 特記 | 書店での書籍検索案内ロボット導入は全国初の取り組み |
仕組みと使い方
来店客がtemiの画面で探している本の情報を入力すると、temiが「案内します」と応答し、該当する書棚まで自律走行で誘導します。到着すると「到着しました」と音声で知らせ、来店客は目的の本をすぐに手に取ることができます。音声での検索にも対応しています。
従来は店内マップや識別番号で書棚の場所を表示する検索システムを使っていましたが、20万冊規模の大型書店では位置がわかりにくく、本を探すのに苦労する来店客もいました。temiによる直接案内でこの課題を解消しています。
来店客・スタッフの声
来店客からは「たくさん本がある中で、ロボットが案内してくれるので簡単に見つけやすい。便利だと思う」との感想が寄せられています。
スタッフの反応も好意的です。「スタッフに聞きたいときに人がいないというのがどうしてもあった。誘導してくれるロボットがいるとスタッフの負担が減る」と、案内業務をtemiに任せることで他の業務に時間を充てられるようになったことを評価しています。
導入の背景:人手不足と書店の課題
厚生労働省の推計では、2025年には75歳以上の人口が全人口の約18%、2040年には65歳以上が約35%に達するとされています。高齢化による労働力不足が深刻化する中、小売・接客現場でのロボット活用が広がっています。
文苑堂書店のtemi導入は、サービス向上と省人化を同時に実現する取り組みとして、富山テレビの特集で紹介されました。同番組では、氷見漁港の魚市場食堂での配膳ロボットや、県内での特殊詐欺防止啓発・英語教育へのロボット活用事例も併せて報じられています。
関連情報
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