熊本市教育委員会は、不登校や病気療養中で登校が難しい児童、生徒が遠隔操作して授業を受けられる「分身ロボット」を市立小、中学校各1校に導入した。学校生活を疑似体験することで不安を解消してもらおうという、全国でも珍しい取り組みだ。
導入したのは、ホテルや役場の受付などで活用されているロボット「temi(テミ)」。子どもが座った目線の高さ(約1メートル)の位置にカメラやマイクを備えたタブレットがある。児童や生徒は、スマートフォンで遠隔操作することで授業を受けることができ、画面越しに教諭や同級生らと双方向で会話できる。